May 2017 @ CENTURY LINK FIELD, Seattle, WA –
U2が街にやってきました!
名盤ヨシュアトゥリー発売30周年記念ツアーで、アルバム全曲やります歌います。
会場はシアトル最大の収容規模を持つアメフトのスタジアム=センチュリーリンクフィールド。シアトルマリナーズの本拠地として有名なセーフコフィールドの隣にあります。
そして前座のマムフォード&サンズを見事に見逃しました・・。
競技場周辺が大混雑だったので、駐車場が遠くなってしまったこともあり、所持品を置きに戻ったり、トイレに入ったりしているうちに、マムフォードのライブが終わってしまった・・・。アメリカではアリーナのヘッドライナーレベルのバンドなのでもったいなかったです。
141ドル(120ドル+税金+サービス料)で購入したチケットは競技場のフィールド内。
隣接しているWAMUシアターから入場し、地下道を通って競技場に向かいます。
フィールドからスタンドを見上げると壮観です。コンサートでもない限りなかなかこの景色は見られません。
スタンドの上の上までぎっしりです。キャパ目一杯の7万人以上は入っているでしょうか。
席のない General Admission なので、リストバンドを受け取ります。
驚いたことにフィールド内でドリンクと軽食を購入できます。
日本のスタジアムライブではちょっと考えられないかもしれないですね。
正面に目をやると、ステージが大きい! 背後には微妙にうねった大型スクリーンが配置されています。
ドラムのラリーがその大型スクリーンの下から飛び出してきて、フィールド真ん中に設置されたセカンドステージで U2 のショーが始まりました。
で、いきなり「Sunday Bloody Sunday」!
なんだそりゃー。
そしてロック史上に燦然と輝くベースラインが木霊した「New Year’s Day」!
やばいわー。
「Pride」で合唱を見届けるかのようにバンドメンバーがメインステージに戻っていきます。
そして大型スクリーンに灯りがともりました。
ここでわたしはまたステージ前に移動します。
チケットはソールドアウトしていますが、余裕があるので前後左右に自由に行き来ができるのがうれしいです。まるでロックフェスのメインステージみたいな感じです。
そして「Where The Streets Have No Name」から、エッジのギターとともにヨシュア・ツリー全曲大会が始まりました!
ちなみにアメリカではどちらかというと「ジョシュア・ツリー(Joshua Tree)」と発音するようです。
当然その次と次は「I Still Haven’t Found What I ‘m Looking For」と「With or Without You」なわけですが、いやーー、泣きましたね。80年代のイエスタディとレットイットビーが続けて演奏されるわけですから・・。ビートルズは解散していましたが、U2 のこのアルバムとシングルカット数曲はリアルタイムで10代の時に聞きました。「Haven’t Found」は現在完了の否定形、「What」は「~もの」という意味で、「Look for」は「探す」というイディオム、「Without」は「With」の反対語で「~がない」という意味、などなど、タイトルからだけでも真面目だった中学~高校時代に色々と学びました。(・・・真面目だったんだなぁ・・・) 特に「I still haven’t~」は、実際に探し物が見つからないときにそのまま使えるから便利です! w)
と、そんな昔話はともかく、ボーカルのボノが近い!
ステージ上に3人しか楽器演奏者がいないとは思えないほど重厚に感じられる音がボノのボーカルを盛り立てます。
アルバム全曲演奏の後半で、前座のマムフォード&サンズがステージに登場!
そしてなんとパール・ジャムのエディー・ヴェダーまでサプライズ出演!
まじかー!
ちょうどフロア後方に下がった時だったので、ボノのアナウンスを聞いてステージ前に駆け出しましたわ。
エディはヨシュア・ツリー ラストの「Mothers of the Disappeared」をボノと一緒に歌ってくれました。
エディー・ヴェダーのサプライズ出演は、個人的にはブルース・スプリングスティーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに続いて3回目。
そろそろパールジャム本体でエディーを観たいです。w)
アルバム全曲プレイが終わるとアンコールに突入。
再度フロア中央に立つメンバー4人。
そして「Beautiful Day」。(泣)
ラストに、アンコール最後にはやったことがないという「I Will Follow」。映像技術も過度な演出も取っ払った、めちゃめちゃロックンロールな幕切れにしびれました!