November 2018 @ HOUSE OF BLUES, Las Vegas, NV –
ラスベガス、マンダレイベイホテル併設のハウス・オブ・ブルースで定期的に公演を行っているサンタナ。
ライドシェアの Lyft でホテル玄関口に横付け下車したのち、カジノフロアのスロットとテーブル群を横目に見ながら、ハウス・オブ・ブルース入口を探します。
列が見えたのであれが会場入り口なのでしょう。
7時の開場に間に合いました。
ハウス・オブ・ブルースでは数日前にマイク・シノダもライブをやったんですね。リンキンパークのメンバーが飛び入りしたとかで日本の音楽メディアでも取り上げられていました。
重厚な門構えのゲートをくぐり、地下のフロアに案内されます。
券種はイス&テーブル席と General Admission のスタンディングに分かれていて、後方に設置されているイス&テーブル席の方が料金が割高です。なおかつ別途ドリンクとフードを注文しないといけない雰囲気のテーブル席に対し、スタンディングのエリアはドリンクのノルマもなく、かつステージに近い。
イス&テーブル席はほぼソールドアウトだったのに対し、スタンディングはまだチケットが余っていました。自分は事前に Re-sale のチケットを定価よりも安く購入しました。
結局のところ需要と共有なのでしょうか。金額が高いのはニーズが高いのだと思います。とてもラスベガスらしいです。
しかし待たされました。開場時間≒開演時間だと思っていた自分が馬鹿でした。普通に考えればそんなわけない。
ステージ前で1時間待つと、背後のスクリーンがウッドストック等の映像に切り替わり、
暗闇の中をドラムのシンディ・ブラックマンがセットに座りました。
そこからさらに10分程度のインターバルを経てバンドメンバーが登場。
いきなりそのウッドストックの怪演で知られる「Soul Sacrifice」。
カルロス・サンタナ・・・近っ!!
通常の会場なら最前列という位置なので、
サンタナがイッちゃってる顔も肉眼でよーく見えます。
なお、ドラムのシンディ・ブラックマンが、
カルロス・サンタナの嫁さんだと知ったのはライブ前日に見たウィキペディア。
恥ずかしながら数年前に彼と結婚していたとは露知らず。
レニー・クラヴィッツとの95年のライブを、今は亡きベイNKホールのオールスタンディング最前列で見たのが最後かついい思い出です。
強力なリズムセクションに引っ張られる形で「Jingo」「Evil Ways」と進んでいきます。
「Black Magic Woman」も序盤に登場。
聞いていたらイントロのギターフレーズをコピーしたくなりました。
もともとヘタウマなギタリストなので、衰えたとか巧くなったとか何とも言えないカルロス・サンタナ。どちらかというと絶妙なさじ加減のチョーキングと甘いトーンが売りのギタリスト。しかし彼のギターをこんな小さいハコで堪能できるのはベガス冥利に尽きます。
「Oyo Como Va」では大合唱です。
着ているTシャツは、よーく見ないとわからないオーティス・ラッシュ。
先日あの世に旅立ったオーティスラッシュについてMCをしている間に、背後の大型スクリーンに我が姿が映りました。
(よーく見ないと見つけられませんが。)
残念ながら飛行機の時間が迫っているのでここで退出です。
しかしバーに接している後方のスタンディングエリアもめっちゃ楽しそう。
バーカウンターの頭上にスピーカーが並んでいるので音もめっちゃいいですし、
視界も極めて良好。
ビールを飲みながらのんびり見るのもありだなーと思いました。
いずれにせよ、ラスベガスのハウス・オブ・ブルースは、ディナーを済ませた上で、スタンディングの GA エリアがお勧めです!
(前で見るには若干の忍耐力がいりますが。)