February 2019 @ NECTAR LOUNGE, Seattle, WA –
後期ブラッククロウズのリードギタリスト=ルーサー・ディッキンソンとその弟=コーディ・ディッキンソンのユニット=ノース・ミシシッピ・オールスターズ。
シカゴとテキサスを経由したデルタブルースがベイエリアに流れ着いたというのが個人的な音の印象。
会場のネクターラウンジ (Nectar Lounge) に初めて足を運びました。シアトル北部のフリーモントという比較的ヒップなエリアに足を踏み入れたのも良く考えてみれば初めてかもしれません。
ただ、あまりにも家で余裕をかましすぎたせいで、駐車スペースを見つけて会場に着いた時にはすでに開演しちゃっていました。キャパが小さくどこからでもバンドを身近に感じられるフロアは中高年のオーディエンスでパンパン。よくもソールドアウトにしなかったもんだと。
酔っ払いでごった返すバーカウンターを背にしてライブを見るのは正直辛かったです。
ルーサー・ディッキンソンがリードギタリストだった頃のブラック・クロウズは10年ほど前にポートランドで見ているんですよね。最もジャムバンド寄りだった頃のクロウズと言ってもいいかもしれません。そしてその流れを確実に汲んでいますこのステージは。
ドラムを背にする形でフロアに対して直角に配置されているマーシャルアンプのツマミをこまめにイジり、ギターを頻繁に変えつつもクリーントーンを中心にしたクランチーなカッティングとソロで魅せるルーサー。
ドラムセットを離れて洗濯のブリキ板で魅せるコーディ。
アンコールではギターのツインソロを聴かせてくれました。
自分はこの頃にはステージの反対側に移動していました。
人が少ないなと思ったら、屋根はあるものの吹きっ晒しの屋外。真冬なのでめっちゃ寒いです。
ライブハウスの中に暖炉。
レアです。
ルーサーはベースも弾きます。
ちょっと文句を付けると、サポートのサックス奏者は華がないので要らないんじゃないかなー。
個人的にサックスソロってあまり好きじゃないのもありますが、ステージの真ん中に居なくてもいいんじゃないかと。