September 2019 @ CHATEAU STE. MICHELLE WINERY, Woodinville, WA –
来日してくれないミュージシャンの代表格、マーク・ノップラーのライブを観ました！
ほんと、やっとですわー。
90年代に永久的に解散したダイアー・ストレイツのギタリストにしてボーカリスト、マーク・ノップラー。大ヒットアルバム「ブラザーズ・イン・アームス」を中学の時に聞いてから早30年以上の月日が流れ、その間、一度もライブでこの人のフィンガーピッキングのギターを拝む機会がなく、ここまで来てしまいました。
会場はシアトル近郊のワイナリーの野外ステージで、土日連続公演のチケットはもちろんソールドアウト。
毎年一度はこの会場に来ていますが、今シーズンはこれが最初で最後のライブとなりそうです。
いつものようにワインコーナーは素通り。
でもみんな車で来ているはずなのに、ボトル抱えてガツガツ飲んでますよお巡りさん。
で、開演予定時間の7時きっかりにライブが始まってしまいました。
はやっ！ やっぱり前座はナシか。
指定席左右後方の芝生席なのでステージが遠いです。最初、どれがマーク・ノップラーなのか分からなかった。w) 髪の薄い人を探していたら、帽子を被っていたカジュアルな装いのおっちゃんが御年70歳のノップラーでした。
今にも雨が降り出しそうなシアトルっぽい寒空のもと、ギブソンレスポールギターでぶっとい音を響かせますよ。
ソロの代表曲「Sailing to Philadelphia」、バンド時代の「Once Upon a Time In America」という合衆国ソングは、曲調は穏やかながら盛り上がりますね。「Romeo and Juliet」は言わずもがなです。赤いストラトキャスターのクリーントーンがかっこいいです！
「On Every Street」の静から動へのドラマティックな展開もしびれましたー。というかこんなにいい曲だったんだっけと首をひねってしまいました。
アンコールで待ってました「Money for Nothing」。自分が80年代のベストソングの一つとして挙げるこの大ヒット曲は静寂なイントロとドラムソロを含む9分近い大作として進化していました。オーバードライブが目一杯にかかったレスポールフロントピックアップの音色は、独特のフィンガーピッキングと相まって、ワインも飲んでないのに酔っぱらったかのような錯覚を起こすほどでした。
2度目のアンコールのインスト曲もカッコよかったです。
アクションらしいアクションがないのでステージングなので肉体的疲労は限定的なのかもしれませんが、2時間のステージを毎日続けているこのじいさんはすげーなと思いました。
(19:00-21:00)