KINGS OF LEON (Arroyo Seco Weekend)

June 2018 @ Brookside at the Rose Bowl, Pasadena, CA –

ロサンゼルス郊外パサディナで行われたフェスの最終日大トリはキングスオブレオン

個人的には07年のコーチェラとフジロック以来かと思われます。

10年以上待ち焦がれておりました。

この間にキングスオブレオンの取り巻く状況は大きく変わり、欧米ではトップバンドの仲間入りをして、アリーナ~スタジアムクラスのバンドに成長。フェスでは常にメインステージのトリ。

この国内外の人気のギャップから、07年以降実現していない来日公演。単独ツアーに至ってはなんと04年2月のクラブクアトロ公演が最初で最後という、いまや最も来日しないバンドのひとつとなってしまいました。

ワシントン州では昨年にゴージ野外劇場で日程が組まれ、チケットも取っていたのですが、ヒューイルイス&ザニュースの公演とバッティング(=死語)してしまい、泣く泣く諦めたのでありました。

セカンドステージのサードアイブラインドが終わってから急いで駆け付けます。この日もキングスオブレオンがフェスティバルメインステージのトリです。

「すごいメンツの中で最後に演奏できて光栄です。」的なことをネイサン(Vo, G) 言っていましたが、人気・実力では昨日のジャック・ホワイトと並んで現在トップクラスのアーティストだと思います。

トップバンドであるがゆえにお客さんも多くステージがやたらと遠い。

しかしフィールド後方でもこれ以上ないぐらいに音の分離がクリア。ギター3本にドラムのみというシンプルな構成とは思えない音圧。たぶん自分が行ったことのある野外コンサートで最も音のいいセッティングだったと思います。

自分のようなオールドファンにはうれしい「California Dreaming」。ファーストアルバムからはこれと「Molly’s Chambers」を交互に選曲しているようです。

でもオーディエンスの受けがいいのは圧倒的に最近のナンバー。「Use Somebody」「Radioactive」「The Immortals」。

派手な仕掛けやアクションがあるわけでもなく、楽曲のみのパワーでオーディエンスを引っ張っていきます。

バンドとオーディエンスが一体となった1時間半ほどのショーはひたすら圧倒的でした。

(21:10-22:40)